ハードウェア

どんな光でも明るく反射し、デザイン・安全・走行を高いレベルで実現するシール型反射板「FLECTR 360」


夜間に自転車で走行中に、360度どこからでもピカっと光って存在を知らしめられて、そのうえ自転車のデザイン性を保ちながら走れる自転車用反射板(リフレクター)がFLECTR 360です。独自の技術と装着方法により、どの方向からでも受けた光を強力に反射して安全性を飛躍的に高め、さらに、ホイールの空気抵抗と重量バランス、そして自転車全体のデザイン性を高い状態に保つことが可能です。

FLECTR 360 - The wheel reflector with 360 degree visibility
https://www.flectr.bike/pages/flectr-360-specifications

FLECTR 360がどんな風に受けた光を反射するかは以下のムービーを見ればわかります。


FLECTR 360 – the bike reflector with 360° visibility - YouTube

自転車の前輪と後輪で、光を受けて白く反射しているのが「FLECTR 360」です。


FLECTR 360を装着された自転車が走っているとこんな感じ。素材に使われている、金属製でできた何千個もの極小のプリズムが強力に光を反射し、車輪と一緒に回転して、光の軌跡を描いています。なお、FLECTR 360の作者は過去にも

kickstarterのプロジェクトを通じて自転車用リフレクター「FLECTR ZERO」の製品化に成功した実績があります。


FLECTR 360は従来のリフレクターより、受けた光を広範囲に反射するように設計されています。以下の画像は受けた光を反射している状態のを頭上から見たイメージ。上はFLECTR 360、下は従来のリフレクターです。


FLECTR 360を装着すると、周りの環境を選ばずに強力に光を反射する事が可能。たとえば、外灯がある街中でも……


見通しが利きづらい山道でも強力に光ります。道路を横断する時は浴びせられた車のヘッドライトの光を反射して、周りに存在を知らしめてるので安全性が高まります。


公式サイトの記載によると、FLECTR 360には独自の立体柔軟素材が用いられており、信頼性の高い接着剤により剥がれにくくてシワになりづらく、そして汚れをはじくようになっているとのこと。


スポークに装着するタイプのリフレクターの場合、安全性を重視するとサイズが大きくなり、重量の増加やデザイン性の低下、そして空気抵抗の増大やホイールの重量バランスの悪化などの弊害がおこり……


空気抵抗とホイールの重量バランスを重視した、スポークに装着するタイプのリフレクターだと、反射板部分が小さくなるので、安全性が犠牲になってしまいます。


それに対して、FLECTR 360は軽量でホイールのリム部分に貼りつけるようになっているので、反射面積と空気抵抗、ホイールの重量バランスといった要素を高いレベルで成立させることが可能。


◆自分の自転車に合わせたFLECTR 360の選び方
FLECTR 360はさまざまなタイプのホイールに装着が可能。ロードバイクで使われる高プロファイルな(=リムが厚い)ホイールや、通常のリム高のホイール……


マウンテンバイクやそしてシティサイクルなどのホイール、そして一般的なリムブレーキホイールの自転車にも使えます。


リムの高さに応じて商品がラインナップされているので、自分のホイールにあったサイズを選択可能。


種類は「ディスクブレーキホイール用」と「リムブレーキホイール用」があり、それぞれ「ディスクブレーキホイール用」は3種類と「リムブレーキホイール用」は1種類の合計4種類のサイズがあります。


ラインナップされているサイズ一覧は以下のとおりです。
・ディスクブレーキホイール用・Size4/large(サイズ4/大きめ):リムの高さが28mmから34mmまで
・ディスクブレーキホイール用・Size3/medium(サイズ3/中間):リムの高さが24mmから28mmまで
・ディスクブレーキホイール用・Size2/short(サイズ2/短め):リムの高さが20mmから24mmまで
・リムブレーキホイール用・Size1/short(サイズ1/短め):リムの高さが20mmから25mmまで

そんなFLECTR 360は、クラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額は3000ユーロ(約40万円)だったのですが、締め切りまで22日を残した時点で既に目標額の約11倍となる3万2000ユーロ(約428万円)を集めています。

出資プランは次のような構成。いずれのプランもプロジェクト完了後に保険と追跡サービスが付いた優先通知が送られてくるので、同意した後にFLECTR 360のサイズを選ぶと、製品が発送されるという手順です。

・17ユーロ(約2200円):FLECTR 360 4枚入り×1セット(合計4枚)
・29ユーロ(約3900円):FLECTR 360 4枚入り×2セット(合計8枚)
・39ユーロ(約5200円):FLECTR 360 4枚入り×3セット(合計12枚) * バディーパック
・49ユーロ(約6600円):FLECTR 360 4枚入り×4セット(合計16枚) * ファミリーパック
・88ユーロ(約1万1800円):FLECTR 360の4枚入り×8セット(合計24枚) * コミュニティパック

日本への配送には別途で送料7ユーロ(約930円)が必要。なお、FLECTR 360への出資期限は日本時間で2017年12月30日(土)18時までで、製品の出荷は2018年2月が予定されています。

FLECTR 360 – the first bike reflector with 360° visibility by The Outsider Team — Kickstarter

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「Kickstarter」へ出資してゲットする方法&出資しまくった経験からわかった注意点まとめ - GIGAZINE

シュッと吹き付けるだけで夜間にまぶしく光って安全性を高めるボルボ開発のスプレー「LifePaint」 - GIGAZINE

円高でお得な海外通販でイギリスから自転車の部品が到着 - GIGAZINE

女性向けライディングウェアのファッションショー in 東京モーターサイクルショー2010 - GIGAZINE

スピードライディングで落ちるように山を下るムービー - GIGAZINE

倒れないためヘルメット&スタンド不要という未来のバイク「Motorrad VISION NEXT 100」をBMWが発表 - GIGAZINE

in ハードウェア,   乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.