【訃報】「家政婦は見た！」「まんが日本昔ばなし」などで知られる女優・声優の市原悦子さん死去

人気の2時間サスペンスドラマ「家政婦は見た！」の主演や、20年以上にわたって放送された「まんが日本昔ばなし」の語りなどで知られる女優・声優の市原悦子さんが、心不全のため亡くなったことがわかりました。82歳でした。

俳優の市原悦子さん死去｜NHK 首都圏のニュース
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190113/0023894.html

女優・市原悦子プロフィール | WonderPro-News
http://wonderpro.sub.jp/profiles/etsuko-ichihara

市原さんは1936年、千葉県千葉市生まれ。早稲田大学第二文学部演劇専修を経て、劇団俳優座の養成所へ入り、1957年に俳優座へ入団。新劇の女優として活躍。

1971年に俳優座を退団。1975年から放送が始まった「まんが日本昔ばなし」では、常田富士男さんと2人で登場するキャラクターと語りをすべて担当しました。

また、1983年からは土曜ワイド劇場で放送されたサスペンスドラマ「家政婦は見た！」の主役・石崎秋子を25年にわたって演じました。この作品は、1作目は作家・松本清張の「熱い空気」を原作として制作されたもので、好評を受けて以後はオリジナル脚本で、2008年までに全26作品が放送されました。

2016年8月に公開されて興行収入250億円超の大ヒットとなった新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」ではヒロイン・宮水三葉の祖母・一葉を演じました。

2016年11月に、自己免疫性脊髄炎の診断を受け病気療養。2018年に放送された大河ドラマ「西郷どん」のナレーションが復帰作となる予定でしたが、体調不良のため降板。2018年3月21日放送の「おやすみ日本 眠いいね！」内のナレーションで復帰しました。

その後、2018年12月に盲腸にかかり入院、一度は退院したものの再入院し、治療を受けていました。