ネットサービス

Amazonが「大麻の合法化」を支持すると表明


Amazonが薬物検査に関するポリシーを見直したことを発表し、「大麻の合法化を支持する」と公式に表明しました。

Update on our vision to be Earth’s Best Employer and Earth’s Safest Place to Work
https://www.aboutamazon.com/news/operations/update-on-our-vision-to-be-earths-best-employer-and-earths-safest-place-to-work

Amazon Won't Test Job Seekers For Marijuana Use : NPR
https://www.npr.org/2021/06/02/1002409858/amazon-wont-test-jobseekers-for-marijuana

Amazonの本社があるワシントン州では、2012年に嗜好用の大麻が合法化されました。またAmazonの東海岸本社が建設中のバージニア州では2021年7月1日から、その隣のニューヨーク州では2021年3月末から大麻が合法化されています。


Amazonはこれまで他の多くの雇用主と同様に、薬物検査で大麻使用の陽性反応が出た従業員を解雇してきました。例えば、ニューヨークで大麻が合法化する直前の2021年3月上旬、倉庫の仕分け係として働いていた男性従業員が薬物検査で大麻の陽性反応が出たことを理由にAmazonから雇用を拒否された問題で、男性従業員は解雇が不当なものであるとして、Amazonを訴えるという事案が発生しました。

しかし、これまで大麻の使用をNGと定めていたAmazonは「大麻を合法化する州法がアメリカ全体で受け入れられつつあることを考慮した結果、宅配ドライバーなど運輸省によって規制されていない役職については、薬物検査で大麻の使用を調べません」と発表し、これまでと180度方針を転換して大麻の合法的な使用を認める姿勢をみせました。


加えてAmazonは、「今後は大麻をアルコールと同等に扱います」と述べ、事故が発生した場合にはすべての薬物とアルコールのテストを行うとしています。

さらにAmazonは「私たちの公共政策チームは、大麻の法的規制を解除する『大麻の機会再投資および免責法(MORE法)』案を積極的に支持します。連邦レベルでの大麻の合法化、大麻使用の犯罪記録の抹消、および影響を受けるコミュニティに投資します」と発表し、他の雇用者もAmazonと同様に、大麻合法化を支持するべきだと述べました。

なお、MORE法案は2020年12月に連邦議会下院を通過しています。

大麻合法化法案、米史上初めて下院委員会で承認される | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/32538

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
仕事の前日に大麻を吸っても翌日の生産性には影響しないとの研究結果 - GIGAZINE

仲間が死んで悲しみに暮れるゾウに「大麻の抽出成分」を与えてストレスを和らげる実験が行われる - GIGAZINE

運転中に道路情報や音楽を流す車載システムを使用すると「飲酒運転よりも反応が遅くなる」という研究結果 - GIGAZINE

大麻はどのようにして科学の世界で扱われるようになったのか? - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.