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行動を撮影されてYouTubeにアップされたくない警察が著作権に厳しいディズニー音楽を爆音で鳴らすことで対抗


カリフォルニア州サンタアナの警察官が、パトロール中の様子を撮影されてYouTubeにアップロードされることを防ぐために爆音でディズニー音楽を鳴らして対抗しました。

Council Member arrives to an immature seasoned Corporal Officer badge#3134 #knowyourrights #1aaudits - YouTube


Cop Admits To Playing Copyrighted Music Through Squad Car PA To Keep Videos Off YouTube
https://jalopnik.com/cop-admits-to-playing-copyrighted-music-through-squad-c-1848776860

以下が撮影者が捉えた警察官の様子。辺りが暗い中、サンタアナの1629 W Civic Center Dr前にパトカーがずらっと並んでいます。回転灯が仰々しく光っていますが、警察官は談笑しているため特に警戒態勢というわけではない様子。警察官は撮影者に気づいているのか、時折カメラの方を向くような動きを見せます。


しばらくすると警察官はパトカーに乗り込み、いきなり「You've got a friend in me……」と、映画「トイ・ストーリー」の主題歌「君はともだち」をスピーカーで鳴らし始めます。その様子は動画の2分25秒辺りから確認できます。


撮影者は「音楽を流しているぞ。これじゃYouTubeにアップロードできない」と話します。警察官はその後も数分にわたり「ミラベルと魔法だらけの家」の「秘密のブルーノ」や、「ムーラン」の「リフレクション」といったディズニー音楽を流し続けます。

動画はここで終わりかと思いきや、7分4秒辺りからなんと地元の市議会評議員、ジョナサン・ライアン・ヘルナンデス氏が登場。辺りを騒がせている警察に状況を問いただします。


「なぜ大音量で音楽を流しているんだ」と問うヘルナンデス氏に対し、「彼にとって著作権侵害となるからだ」と撮影者の方をさして答える警察官。


「我々のリソースを使っているのか?」「いやいや違う。自分の携帯電話を使っている」


「我々はあなた方に税金を払っている。私が誰だか知っているか?」と問うヘルナンデス氏。警察官は「知らない……いや分かった。評議員の方だ」と答え、突然態度を変えてヘルナンデス氏と撮影者に「すまない」と謝罪。


「ここには学校もあるし子どももいる。あなた方は近所の人々を怖がらせている。私のコミュニティに敬意を払ってくれ」と熱弁を振るうヘルナンデス氏。


警察官も自身の行いを謝罪し、最後はお互いの仕事に敬意を表して握手。


この動画はYouTubeにアップロードされ、すでに5万回以上再生されています。アップロードを阻止するという警察官の試みは失敗に終わったわけですが、後日サンタアナ警察署はTwitterに「音楽を流すという試みは部門の方針ではない」と声明を投稿しました。

APRIL 6, 2022: Message from #SantaAnaPD Chief of Police David Valentin pic.twitter.com/w5syIDE2ap

— SantaAnaPD (@SantaAnaPD)


なお今回のような警察の試みが行われたのは初めてではなく、カリフォルニア州ロサンゼルスや同州アラメダ、イリノイ州オタワでも「警察と話している時に音楽を流された」という事例が市民によって撮影され、いずれもSNSにアップロードされています。

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in 動画, Posted by log1p_kr

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